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横浜1対3東京ヤクルト「勝ち負けより大切なもの」

5割への道は小休止、
手堅く連勝してもらいたかっただけにそこは残念。

だけど、そんな勝ち負けなど小さく思える瞬間が
この日の神宮にはありました。

鈴木健選手の引退試合。
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個人的な話で恐縮ですが、僕の兄は浦和学院高校の出身で
鈴木健選手の1年後輩にあたります。
野球部所属ではなかったのですが、
やはり校内で、鈴木選手の存在というものは相当なものだったようで。
兄も鈴木選手や黒須選手に、甲子園に連れて行ってもらったクチです。
そういう些細なところではありますが、
その時代からもう20年も過ぎてしまったということに、
個人的に深い感慨を覚えるのです。

西武ライオンズのユニフォーム姿の人もいらっしゃいましたし、
黄金時代の真っ青なビジターユニフォームを
応援ボードに貼り付けていた人もビジョンに映ってました。
もちろん、ヤクルトでの「背番号9」のレプリカの人も。

8回裏、同い年・宮本選手に代わっての代打での登場。
もちろんスワローズ・ベイスターズ関係なく、
スタンドから大拍手が巻き起こり、
ベイスターズのブルペンも全選手・全スタッフが直立不動で
鈴木選手の最後の雄姿を見守っていました。

そして、この時間が過ぎていくのを惜しむかのように
鈴木選手はボールをカットし粘る!粘る!!粘る!!!
対する横山-相川のバッテリーも全球ストレート真っ向勝負!
1球1球がバックネット裏や3塁側スタンドに次々と運ばれ、
ボールが舞い上がるたびにスタンドのボルテージが上がっていきます。

その最中にはスポーツニュースでご覧になられた方も多いと思いますが、
3塁側に飛んだファウルボールの目測を誤った・・・あ、いや、
捕ろうとしなかった村田選手の粋な姿も。
自分も思わず「捕るな!」とか叫んじゃったんですが(苦笑)、
そんな村田選手の背中には、
敵味方関係なく、スタンドから万雷の拍手が惜しみなく注がれました。
(その拍手に一瞬はにかんだ村田の表情が、なんとも・・・さすが、男!)

そして粘りに粘った15球目、鈴木選手の打球は見事なまでに
センター前へと飛んで行きました・・・

1,446本目のヒット。
もっと彼なら打っていたんじゃないか?という気さえする数字ですが、
その1本のヒットの中に、本当に素敵なドラマが内包されていたのです。

そして試合後のセレモニー。
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ファンへ最後の挨拶を終えた後、自分のセレモニーだというのに、
古田監督へ感謝と労いの言葉を掛ける鈴木選手の律儀さには、
もう、拍手するしかありませんでした・・・泣けるで。

スタンドのファンへ、最後の挨拶を・・・
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鈴木選手へ、紙テープが投げ入れられます。
こういうシーンを観ると、西武からヤクルトへの移籍ってのは
正しい選択だったんだなぁ、と・・・
移籍先でも受け入れられ、ファンに愛されて・・・
素直に、よかったなぁ、と思います。

そして律儀にも横浜ファンの下にも!
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鈴木選手がレフトスタンドに近付いてくるのと呼応して、
多くのファンがスタンド最前列へと駆け下りていきました。
壮観な光景でした。 
ライトスタンドに比べると、数こそ少なくなってしまってましたが、
そんなベイスターズファンにも駆け寄ってくれた鈴木選手。
嬉しかったですよ・・・本当に、ありがとうございます。

スタンドこそ満員にはならず、寂しい空席も目立ったものの、
鈴木選手を見送りたいというファンの思いは、
形として充分に現れていたように思います。

グラウンドが紡ぎだしてくれる素敵な場面に、
こうやって立ち会うことが出来たことは、自分も嬉しい限りです。
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鈴木健選手、本当にお疲れ様でした!

P.S.
"粋な計らい"を見せてくれた後の、
村田のホームランには癒されました・・・
これで高橋由伸・ウッズと並び、本塁打数トップに!
ここまで来たら、獲ってほしいなぁ・・・あともう少し!
(だからと言ってウッズやガイエルを敬遠するのは止めてほしいけれど)

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