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横浜2対6巨人「野比のび太イズム」

本当は今日、ドームでは観戦しないつもりでした。

だけど、どうしようもなく、僕の心の中の
"野比のび太"が叫ぶんですよ。

「ほんとのファンなら、
落ち目の時にこそおうえんしなくちゃ。」

(「ドラえもん第16巻/宇宙ターザン」収録より)

そんな気持ちが止まらない。
だから今日、仕事を終わらせ、急いで東京ドームに駆けつけました。
息せき切って駆けつけた、ただただ勝利を願っていた、その結果が・・・
1010
うまくいかないっすね・・・

って言うか・・・
今日も、勝てた試合だったよなぁ、と思うのです。
相変わらず、点を取った後に取られるという悪循環もあり、
寺原の替え時を誤ったのかなぁ、というのもあり。
(先頭打者に四球の時点で、だったか)
でも、それでも、守りきれたような気はするんですよ。

自分、今日は上の方から観戦していたんですが、
谷に同点打を打たれた時、村田の足がなんか止まったような気がしたんですよ。
あれって取れなかったのかな?と、すごく不思議な思いで観ていました。
そしてそのまま、坂本に逆転打を打たれて、
さらには木村拓也。正直、あんなにデカいのを拓也に打たれるなんて・・・
がっくりですわ。

でもですね・・・
正直言いますと、今の選手オーダーだけで考えると
横浜よりも巨人の方が魅力的に見えますよ。
今年に関しては「金に飽かして選手を獲ってきた」とばかりは言えないですよ。
坂本や亀井の活躍が確かに目立ちますが、
自分が驚いているのは古城の活躍。
自分はパ・リーグでは日本ハムファンでもありますが、
日本ハム時代の古城のことを考えると、
まさか月に2本もホームランを打つなんて・・・という。
今日だって、代打に出た谷をそのまま生かして9番に据え、
それが7回の逆転に繋がっていった。
選手を様々にやりくりし、入れ替えながら、適材適所で起用している。

対して横浜。
今日のメンバー、投手以外誰も交代していない。
どんだけ不動のメンバーなんだ、と。
内川は、小関は、野中は、石川は?
みんなベンチに置きっぱなし。何の動きもない。
こんなのありですか?

なんていうのか、確かに負けたけれど、
今日はここが良かったよね、ここが前より良くなったよね、
なんて言えることが、ほとんどない状態。
確かに村田のタイムリーは爽快でした。
ビグビーもよくきっちり犠牲フライを上げてくれた。
でも、それ以外は?
寺原は相変わらず7回が鬼門、
木塚は抑えるべき場所で押さえられず。
ホワイティーは正直無駄遣いだったように思うし・・・

たとえ負けたとしても、
収穫が欲しい、収穫を感じたいんですよ。

だけど、なんなんでしょう。
いつものメンバーがいつものように野球をやり、
そして負けました、明日も同じメンバーです。
彼らの奮起を待ちましょう

・・・なんですか、この閉塞感。
牛島監督が辞意を表明した直後ぐらいと同じような、
「何の目的も、成長も感じられない試合の繰り返し」
そんな感じなんですよねぇ・・・
というか、この「コピペ打線」の結果、4勝15敗という結果であることを
どうして認識してくれないんでしょう、首脳陣は。

「過ぎ去った時間は、二度と帰ってはこないんだ!」
(「ドラえもん39巻/具象化鏡」より)
なんですけどねぇ・・・

そう、巨人のみならず、新しい選手、若手の選手が活躍しているのを見ると
本当にまぶしく見えます。
今日の坂本は勿論のこと、山口や西村もそう。
この前ハマスタでやられた中日の吉見しかり、
広島の天谷や赤松しかり、
怪我してはしまったけど、ヤクルトの川島慶三もそう。
パ・リーグに目を向ければ、日本ハムは最近若手だらけだし、
千葉ロッテのサプライズ起用も健在。
そして楽天なんか、たった4年でリーグの他球団を脅かすチームになった。

他のチームのことはやっぱり良く見えてしまうのかもしれないけど、
少しずつでもいいから、ベイスターズだって変わって行く姿を見たいですよ。
何年続けて「3年後が楽しみなチーム」って言われてるんですか・・・

確かに今はダントツ最下位。
まさに「野比のび太」と言える成績かと思います。
(チーム打率だけ秀でているのは、まるでのび太のあやとりか射撃のよう)
だけどのび太は決してダメなだけのヤツではないのだから。

「ぼく、ダルマになる」
(「ドラえもん18巻/あの日あの時あのダルマ」より)

おばあちゃんにそう誓った、幼い頃ののび太のように。
何度転んでもいいです。
だけど、その度に起き上がって欲しい。立ち上がって欲しい。

8回二死、バッター村田の時、
三振するも阿部がボールを弾いた!もしかすると!
・・・と思ったら村田はその光景を観ながらも、のっそりゆったり
三塁ベンチに戻り始めたのです。
確かにムダなプレーかもしれないけれど、
あきらめるような姿勢は、試合が終わるまで見せてほしくない。
村田のあの態度で、誰が奮起するというのですか。

相手チームのファンの皆さんの笑顔いっぱいの姿を見せ付けられて
家路に着くのは、正直寂しくてなりません。
明日こそは、新しいベイスターズを見せて欲しい。
未来は変えられる、輝くべきものであるはずなんだから・・・

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