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横浜2対19阪神「それは、どういう意味ですか?」

後半戦開始早々、
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この殺伐・・・大惨敗です。
昔、ロッテに「0対18」ってのがありましたけど、
それを遥かに上回るダメージです。
「なんか(ベイスターズが)かわいそうになってきた」と言ってくれたお子さんに、
「気持ちイイーッ!」と絶叫するお父さん。
そんな1塁側の阪神ファンの皆さんの歓喜の声が、まだ耳に残ります。
※上記のお子さん、その優しい気持ちを忘れないでね。ちょっと、癒された。

ただ、正直・・・
「それ」がなかったら、明日に余韻など残さずに、
「切り替えよう。次だ、次!」
という気持ちに素直になっていたんですけれど・・・

それは9回表が終わった時のこと。

阪神の攻撃がやっと終わり、
ホッシーたちが最後の「熱き星たちよ」のダンスでグラウンドに現れた時。
曲のイントロが流れるやいなや、
ものすごい手拍子が巻き起こったのです。

そう。
その大音響は3塁側を埋めつくした挙句、
1塁側の空席という空席を埋めつくした阪神ファンから巻き起こった手拍子でした。
無論ベイスターズファンも残っていましたが、数的にはもう、まるで・・・

ベイスターズの球団歌に、阪神ファンが気持ちよさそうにリズムをとる・・・
これって、どういう意味なんだろう?
普通なら、球場演出を無視して「金本」コールしててもおかしくない場面でした。

ただ単純に、流れてきたリズムに乗っかった、
タイガースファンの盛り上がりの発露なのか。

ハマスタの球場演出を好きな人が多いのか。

「ベイスターズ、しっかりせい!」
そういう意味合いにおいての叱咤激励だったのか。
(「根性みせろ、ベイスターズ!」と、相手チームから言われてるようなもの)

それとも・・・
ほとんどのベイスターズファンが球場を後にした、という雰囲気がありありの
オレンジ色と黄色と黒と白に染まった1塁側客席前で踊る
ホッシーたちを不憫に思ってくれたのか・・・
「俺たちが最後まで盛り上げてやるぜ!」みたいな。

いずれにしても、まさしく
「乗っ取られ感」が高い、そんな光景でした・・・

「ハマスタには垣根がない」と言えば聞こえはいいのですが、
なんか複雑というか、「恥辱」にも思えるし・・・
特に「両チームのファンが盛り上がれば」と以前インタビューに答えていた
ケチャップさんはこの光景、どう思ったんだろう?

ただ試合開始直後は、結構まだいろいろと期待感を持ててたんですよね。

1回表の真田の点の取られ方こそこの上なく情けないものではありましたが
(勝ち運を自ら手放す、関本への四球⇒葛城のタイムリー)、
その裏のウッチー⇒吉村という新しい流れの
「相手のミスにつけ込んだ1点」という点の取り方、
さらには1回裏からいきなり発動のローズチャンス。
この盛り上がりに、
「真田がこの後立ち直ってくれれば、まだまだわからない!」
そんな風に思ったものです。
(ケチャップさんもそう思ったから、2回表のスタプリの時に子供達に
「ベイスターズ、今日絶対勝つからね!」って言ったんですよね)
それがねぇ・・・

本日の投手陣は吉見を除いて全滅。
真田の先発起用ももはや見直した方がいいだろうし、
山北は左打者相手に抑えるべきところを7失点献上。
それ以前に吉原も、以前の神通力は影を潜め、
挙句の果てには横山・・・

これでは、村田がいようがいまいが
どうにも変わらない気がします。

そしてこういう時だからこそ、ついにハマスタで本格稼動した
「ライジングテーマ」=「チャンステーマ5」!
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木村由姫さんの「LOVE&JOY」の浅倉大介メロディにのせて、
応援団が選手を激励するために作られた新しい応援歌です。

今日、スタンドでこの曲を初めて聞いて、
本当に、なんだろう、厳粛な気持ちになりましたね。
そして自分も、この曲の中に加わらずにはいられずに、
いつもなら使わないV字メガホンを思わず取り出しました。
※あれ?チャンステーマだから手拍子の方がよかったのかな(^^;)
周りを見渡してみると、戸惑われているベイスターズファンも多く
まだまだ浸透するのはこれからかな、とも思いますが、
近くにいた阪神ファンの人がそのリズムに合わせてカンフーバットを揺らしてて、
じっと静かにライトスタンドを見据えていた姿が、自分はとっても印象的でした。

きっとこの曲、これからファンにとって大事な曲になっていくと思いますよ。
強いて言えば、あまり使用を乱発しない事が必要かな、という感じですかね?

ブーブも7回裏開始前には、
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まだまだあきらめない!そんな気合顔だったのですが・・・
9回裏開始前には、
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しょぼん・・・
ブーブのこんな顔はもう、あんまり見たくないです!

終了時間も遅かったため、
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今日はマスコットたちの敗戦後のグリーティングもなしに。
阪神ファンの歓喜の声を聞きながら、
そしてあの手拍子は何だったのかと自問自答しつつ、
YYパークを後にしました・・・

暑い中での辛い敗戦。
まったくもって、寂しい夜になりました・・・

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コメント

>これって、どういう意味なんだろう?

CSの放送によると、これはダンスコンテストになっていて、相手チームのファンにも優勝の可能性があるそうです。
このときに映されていた画面を視て思ったのですが、結構ベイファンと虎ファンが仲良く共存しているんですね。同じグループに両方のファンがいて一緒に踊っているところも見られました。虎ファンも巨人ファンとはこうはならないでしょうに。

投稿: | 2008年8月 4日 (月) 11:58

ケッチャプの言う垣根が無いなんて おかしいと思いますよ 

和やかな球場の演出や雰囲気を 楽しむのも悪くはないが それ以上に勝負に拘って 好きなチーム(横浜)の勝利を見たい 自分の野球観戦の目的は、それが一番です

だから相手のファンと垣根があって当然
だし常識の範囲内で必要だと思う。
(勿論相手ファンとケンカするとかは論外)

勝負事は、勝者と敗者が別れるんだから
観客全員が幸せな気分で帰るなんて あり得ない
ディズニーランドじゃ無いんだから

大部分の野球ファンは 勝負に拘る雰囲気を作って欲しいと思っているんじゃないでしょうか?

投稿: かまぼこさん | 2008年8月 5日 (火) 15:16

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