横浜3対4東京ヤクルト「僕たちは、夢(ドラマ)を観る」
ベイスターズの今シーズン、正真正銘の最終戦。
負けました!
でも、負けたことなど正直今はそれほど問題ではないです。
(僕の中での価値判断としてですからね)
村田の「ここぞ!」という時の同点3ラン。
果たしてこれは夢か現実か仮想世界かパワプロか。
何にも見まがうほどの、夢のような瞬間でした。
※ちょっと写真が斜めになっちゃってますが、ホームインの瞬間。
ちょうど自分は味噌ラーメンを食べていた中だったんですが、
その弾道、放物線には思わず口をあんぐり。
村田のガッツポーズも実に嬉しそうだったなぁ・・・
「ヨシ!ヨシ!ヨシ!」
そんな声が聴こえてきそうでした。
2年連続、そして単独での本塁打王、本当におめでとう!
また石川vs石川、ってのもありました。
雅規の方はこれで最優秀防御率が決定したみたいですね。
一塁側からのどよめきも楽しかったですよ。
そして河端、尚典、度会、琢朗、真中・・・と、
それぞれにチームを去ることになった選手たちの雄姿も見られ、
しんみりかつ球場一体ムード満載に。
(尚典と琢朗は引退試合みたいでしたよね^^;)
そしてその中で試合を決めたのが、
もともと今回の引退試合のメンバーに入ってなかった
小野公誠!
入っていなかった、というのは本当の話で、
試合開始3時間前のスワローズメルマガにも、
引退試合の対象選手に彼の名前は入ってなかったんですよ!
まさかの引退試合決勝ホームランに、唖然、呆然。
だけど自然に拍手しちゃいましたね。
「あまり恵まれたとは言い難い小野の野球人生、最後にこんなこともあっていいよね?」
なんて、失礼なことを思ったり。
でも上には絶対的な存在として古田がいたし、
古田が監督兼任になったと思ったら、米野をスターにしよう!的流れがあったり、
そして米野不調の間隙をぬって福川や川本が台頭。
野口のように他球団で活路を見出せたわけでもなく、
レギュラー定着にたどりつかなかったのは寂しい限りだと思います。
でもこの川本と抱き合う公誠の姿を見ると、
本当、昨日の勝ち負けなんて小さすぎて。
「よかったね!」
その一言しか浮かんできませんね。
3時間に満たない試合の中で、
夢のような、ドラマのような場面が何度も生まれていました。
昨年のハマスタ最終試合もそうでしたが、
消化試合なんてレベルじゃありません(^^)
でも、そんなドラマがたくさん生まれてくれたこの日の神宮の中で
1つだけ解せない、残念な事がありました。
今年、村田と並ぶチームMVPと言える活躍を見せてくれた、
内川聖一の欠場。
やっぱり、今になっても「意味わかんねー!」ですよ。
時間が経って、「最高出塁率」のタイトルを獲らせるため、
ということはわかりましたし、
大矢監督の「獲れるものは全部獲らせてやりたい」という"親心"の配慮で
あったようではありますが、
一ファンからすれば「だから何?」という思いの方が強い。
「最後まで試合に出続けたい」という本人の気持ちも置いてけぼり。
ローズの記録更新にも意欲はあったはず。
いいじゃないですか、首位打者だって最多安打だって獲れたんだ、
最後まで出続けてくれたその結果、青木に最高出塁率を獲られたとしても
こっちは逆に青木を祝福しますよ。「おめでとう!」って。
双方出場した上でのつばぜり合いが見たかったんだ。
可能性は低いかもしれないけど、
ローズの球団最多安打記録を更新するかどうか、という楽しみ、
いやそれ以前に、最終試合でのウッチーの一つ一つの打席を
楽しみにこっちは神宮に来たんですよ。
※だって自分が見たウッチーの最終打席は「送りバント」だったんだから。
もう1本でも、ヒットを見たかったよ。
試合前の打撃練習の時だって、物凄い打球を飛ばす飛ばす。
恩師と言える琢朗と一緒のチームで最後の試合でもあります。
ウッチーに期待しないわけないじゃないですか。
それを、ねぇ・・・
正直、ファンの夢を、ドラマを見せてくれる機会をわざわざ失くしてくれた
大矢監督には、自分は心底がっかりしました。
最終戦ですよ?
もう失うものなんて、何もなかったのに・・・
(欠場に関しては、ウッチーの「本意ではないが」というコメントが、救いでした)
そんなKY監督がタクトを振る中でも、
選手達が作ってくれた最後のドラマに、とてもいい気持ちをさせてもらいました。
首位打者の輝きは色あせる事はありません。
ファンに手を振ってくれて、グラウンドを後にするウッチー。
そして、試合後、レフトスタンドのファンの前に挨拶に来てくれた
尚典と琢朗。
ヤクルトファンも一緒になって、2人に大声援が送られました。
ベイスターズの選手としてのフィナーレ。
尚典もそうなんですが、
僕は琢朗の「行ってきます」という言葉を信じたい!
いつかまた、ベイスターズのユニフォームを着てくれる、その日が来る事を・・・
さらにこの後行われた、スワローズ4選手のセレモニーも
実にグッとくるものになりました。
YYパークのことを書こうと思ったのですが、
先に別エントリで、そのセレモニーの様子を書いてみたいと思います。
やっぱり、スタジアムには夢が詰まっていないとね。
そう思った、ベイスターズ最終戦の夜でした。
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