前略、内川聖一様。
確かに自分は、ブーブをきっかけとして
ベイスターズファンになりました。
しかし自分とて、ハマスタで
マスコットのみんなやdianaを追っかけているだけでは決してありません。
ベイスターズの勝利をいつも願い、ハマスタに足を運んでいます。
さて、そんな自分が2005年にベイスターズファンになってから、
これまでずっと、一番応援していた選手が、
ベイスターズを去ることとなりました。
内川聖一。
上の写真は、彼が正に輝きを放ち始めた2008年の頃。
記憶が正しければ、この試合で規定打席に到達して
セ・リーグのバットマンレーストップに立った日のものです。
いつまでも、ウッチーが輝きまくっていた
この頃が続いてくれたらよかったのに…
そんなわけで、ウッチーの想い出をつらつらと書いてみます。
やけにカッコよい曲ばかりだった、彼の登場曲とともに。
【2005年】
「Somebody Told Me」The Killers
あの頃のウッチーは、レフトでの出場が目立ち始めた頃。
セカンドに種田が台頭・定着したけれど、
当時の牛島監督はウッチーも使ってみたかったのでしょう。
当初は古木と併用、後々に小池の出番が増えて行ったような
そんな感じだったと思います。
実は自分、現・中日ドラゴンズのコーチである
西武ライオンズの笘篠誠治選手が大好きなのです。
彼もセカンドとレフトを兼任していた右打者だったんですが、
自分の中でウッチーと笘篠コーチが、何故かだぶったんですね。
そうして自然とウッチーのファンに一方的になり、
生まれて初めてのレプリカユニも、ウッチーのものを購入しました。
なんというか、
「これから上がってくるであろう若手を追う楽しみ」
そんなこれからを見つめられる"ひいき選手"の登場に、
胸をワクワクさせたものです。
ちなみにもう一つ魅かれたのは、球場内で上映されていた
「FMハマスタ」のCM。
野球選手らしからぬ?さわやかで高く響く声に魅かれた、
そんなところもありました。
「楽しいボールパークを。BE A HERO!」
そう言って、アゴをさするしぐさとか、ね(^^;)
【2006年】
「Do You Want To」Franz Ferdinand、
「フレンジャー」大塚愛
この年は、村田修一がついに4番打者として定着し、
そして吉村裕基が台頭し始めた年。
ウッチーもシーズン中盤頃から、種田が怪我をしたか何かで
セカンドのポジションにつきはじめた、そんな記憶があります。
しかし、目の前でも観ましたけれど、あの悪夢のような悪送球癖が発動…
結局、シーズン終盤にセカンドを藤田に奪われ、
ウッチーは最終盤、ファーストへと移っていきました。
ただセカンドのポジションこそ奪われたものの、
恒常的にウッチーがスタメンで出場する機会が増え、
規定打席到達間近のところまでいきましたしね。
シーズン最終盤のスタメンではこの頃既に
「3番内川・4番村田・5番吉村」は確立されていました。
そういう時代がいよいよ来たんだ、と嬉しい気持ちとともに
第2・第4打席の「フレンジャー」にどうしても気が抜けてしまう(^^;)
そんな日々を過ごしておりました。
♪ミルクパンをほおばりつつ~
【2007年】
「BUT」倖田來未
「NICE DAY feat.BEAT CRUSADERS」RYUKYUDISCO
倖田來未の曲で登場するウッチー…ん?
その記憶が全くと言っていいほど残ってないんです…
そのぐらい、この年のウッチーはどん底でした。
仁志敏久という実績抜群の選手が加入したこの年、
シーズン当初から外野手登録となったウッチー。
多村の抜けた後の激しい外野手レギュラー争いへの参戦…
しかしキャンプ直前でまさかの病気(風邪でしたっけ?)でいきなり出遅れ。
なんとかその後1週間ほどで復活、レギュラー争いを見事に勝ち抜き
開幕戦こそスタメン・ライトでの出場を果たしましたが、
その後、絶不調に陥り、ライトの座もいつしか奪われ、
代打一振り生活に突入、そしてまさかの、シーレ落ち。
それもむべなるかな、と思うほどのヒサンな成績でした…
しかしシーレックスに落ちてからは無双っぷりを発揮。
毎朝スポーツ新聞で、ウッチーのシーレでの活躍を確認していた、
そんな2007年の夏。
そして1ヶ月以上のシーレックスでの生活を経て、戻ってきたウッチー。
神宮での復帰第1戦、スタメンであることを知り
仕事をすっ飛ばして、タクシーで神宮外野に駆けつけたことを
昨日のように思い出します。
そしてその試合での、涙のヒーローインタビューも忘れられません。
そこからウッチーはライトに再度定着、
翌年の飛躍につながってくるような活躍を魅せてくれるようになりました。
その夏の飛躍に「NICE DAY」の軽快なリズムは、よく合っていたんです。
見事に地獄から這い上がったウッチーを待っていたのは、
まさに歓喜あふれる、大ブレイクの2008年でした。
その礎がこの2007年の苦しみにあったものと思います。
【2008年】
「ダンス・フロア・アンセム」グッド・シャーロット
「トコナッツ」ヨースケ@HOME
小関竜也の加入により外野での競争がさらに激しくなり、
シーズン序盤こそ代打要員に甘んじていたウッチーでしたが、、
その限られた出番の中で好成績どころかあまりの超成績を残していました。
さらにそのタイミングで佐伯さんの不調も重なり、
4月下旬あたりにファーストでスタメンの座に就きました。
上記は2008年4月27日。
確かこの時にスタメン・ファーストとなったはず。
そして、そこから4割前後の高い打率をキープし、
交流戦のファイターズ戦(横浜スタジアム)あたりで
規定打席に達し、一躍トップに。
オールスター出場も果たし、飛ぶ鳥を落とす勢いとなったウッチーに
この「ダンス・フロア・アンセム」はよく似合いました。
今でもこの曲のイントロを聴くと、鳥肌がたちます。
打ち出の小槌のようにヒットを量産していた、
あの頃のウッチーの姿を、今でも思い浮かべることが出来ます。
チームは低迷していたけど、
ウッチーのバッティングに、そしてその存在に魅せられて、癒されて
ハマスタへ向かう足が止まらなかったあの頃。
そして最も輝いていた夏の日に突如、登場曲が「トコナッツ」に変更。
正直「ダンス・フロア・アンセム」のグルーヴに比べると気が抜けたのも確かですが、
ちょっと肩の力も抜けた感じにも聴こえました。
これはこれで楽しい曲、夏の夜のナイターが思い出される1曲でした。
そしてもう一度、シーズン終盤になり
登場曲が「ダンス・フロア・アンセム」に戻され、ラストスパートに突入。
最終戦こそ最高出塁率のタイトルのためにお休みを頂いていましたが、
内川聖一、首位打者獲得!
チームはダントツ最下位に陥っても、このウッチーの活躍で
思い出深い、素晴らしい1年になりました。
【2009年/2010年】
「テイク・ザ・ドリーム」佐々木健介入場テーマ
「虹」ゆず 他
ウッチーの勢いはとどまることを知らず。
WBCでさらに加速して行った感があります。
やっぱり思い出されるのは決勝での活躍ですかね、
レフト線の打球をスーパーキャッチ!
あのプレーが、ウッチーの人生を、運命を大きく変転させていったような
そんな気がします。
そして現在の伴侶との出会いにもつながるという、
まさにドラマティックな日々。
それと同時に、ある違和感を自分は感じていました。
これまで特に前フリがあったわけでもなく、
突如飛び出してきたとしか思えないウッチーのパーソナリティー、
それは「プロレスファン」。
登場曲も佐々木健介の「テイク・ザ・ドリーム」に変わりました。
それまではまず前面に出てこなかったこのキャラクターでしたが、
NOAHファンの仁志の影響もあったんでしょうね。
そしてあれよあれよと「佐々木健介さんのファンです」ということも発覚し
2010年まで継続して使われた「テイク・ザ・ドリーム」。
ただ、正直なところ
ウッチーにこの曲はちょっと違う、
そんな気持ちもありました。
テンション高まる洋楽だったり、エイベックス系だったりしたこれまでと違うので
そんな思いになったかもしれないんですけどね。
それと同時に、打率は3割をキープと高い成績を残しているにも関わらず、
この最近2年間のウッチーの記憶が僕の中では、
正直なところ薄かったりするのです。
一番記憶として残っていること、それが
ヒーローインタビューでの「焼肉」発言だったり…
なんか、本当に不思議なのですが、
ウッチーの活躍を淡々と見守っていた、そんな想いがあります。
なんというんでしょうか、
ウッチーが「いて当然」「打って当然」
それぐらいの存在に変わっていったから、なのかもしれません。
今日は試合に出られるんだろうか。
結果残してほしいなあ。
ここで踏ん張ってほしい!
ちゃんとファーストに投げられるように…
藤田に、古木に、小池に、下窪に、小関に負けるなよ!
チャンスだ、いっちゃえ、ウッチー!
…そんな、祈りにも似たものが、ブレイク前にはあったなあ、と。
今振り返ると、そう思います。
その「いて当然」だった選手が、ベイスターズからいなくなる。
ちょっと、今でも、にわかには信じられません。
だけどそれは、現実としてのしかかってくる。
【福岡ソフトバンクホークス・背番号24 内川聖一】
そうなるんだなあ…と。
今もまだちょっと、そうなの?という戸惑いもありますが、
きっとこれからも、ウッチーの活躍ぶりを新聞で追ったりするんだろうな。
千葉マリンや西武ドームに、ウッチーを観に行くこともきっとあるんでしょうね。
そして来年は行くつもりのヤフードーム。
その時にウッチーがどう変わったのか、
ホークスファンにどのように受け入れられているのか、
今から楽しみにしています。
ただ、一つだけ。
ウッチーに苦言を言わせてもらえれば…
意外とウッチーが激情家であることは知ってます。
神宮球場でグラウンドから去る時に、球場の柱を蹴り上げて
「ざけんなちくしょう!」と憤っていたのもこの目で見たし。
少なからず、そんなエピソードもありますよね。
でもこの前のファン感謝デーで、
ウッチーがブーブを強く叩いた、ということを聞きました。
それもお客さんの目の前で。
その心の中には、彼なりの何らかの「正当な理由」があったのかもしれない。
ましてや相手はブーブ、親会社を象徴する存在でも確かにあるし。
親会社のふがいなさへの怒りを、ブーブに叩き込んだのかもしれない。
だけど、どんな理由があったにしろ、
マスコットにそんな力を振るうなんて、
はっきり言って一流選手の所業ではないです。
こんなことがあったと耳にしたら、
「悪い評判を聞いたことがない」と言われたり、
「まじめに野球をやってきてよかった」という言葉も
なんだか空虚に思えてくるのです。
少なからず、その場面を目撃したファンに不快感を与えたままで
チームを後にすることになるわけです。
3年連続で高い実績を残してきた選手です。
もうプレーの結果だけで判断される選手ではないんです。
本来、チームの中心選手。
その存在で、多くの影響を、多くの人に与えることのできる存在なんです。
いろんな人に見られているんだということを、
今一度ウッチーには自覚してほしい。
ホークスでもまれて、
もう一段階、すげえ選手になって、
子供たちの模範となり、憧れを抱かれ、大人にも夢を与えられる、
そんな、今以上に魅力的な選手になってください。
ベイスターズファンとして、勝手ながらずっと、
このチームで育ち、そして巣立ってゆくあなたの活躍を見守っていますよ。
そしてまたいつか、
ウッチーがベイスターズのユニフォームに袖を通してくれることを
そっと、願っています。
僕らもウッチーには負けてはいられません。
冗談でもなんでもなく、いつかウッチーのいるホークスと
日本シリーズで闘い、そして勝ちましょう!
もっと強くて、勝てて、そして明るいチームにベイスターズがなれるように。
ウッチー、負けないよ。
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コメント
私も去年まで好きな選手でした。
今年から違和感が強くなり、いつからか心は離れていました。
去年阪神ファンの親子連れがウッチーのサインを貰い「阪神ファンやのにサインくれた嬉しい、阪神ファンやけどベイスターズではウッチーファンや!」って言ってました。
それらがいつの間にか変わりしまいに書き込ませていただいたあの行為…なんだか怒りもありましたが凄く悲しくなりました。
あの時はマスコミが囲んで追い掛け回してました、でもあれは本当に悲しかったです
投稿: みお | 2010年12月 5日 (日) 18:27
みお様>
なんかね、ケチャップさんのブログのこの記事読んでると、ウッチーってね…
http://ameblo.jp/yb-dj/entry-10727805792.html
やっぱり、愛されてる人、なんですよね。
だからこそ、もう2度と、ファンを悲しませることはしないでほしい、そう思います。
ソフトバンクに移っても、ハリーホークたちにはこんなことをするなよ、って。
ウッチー本人はもう忘れてることなんでしょうけど、本当、本人に届いてほしいですね。
投稿: ジロウ | 2010年12月 5日 (日) 21:53
10年もうそんなに長く続けていたウッチーファンです。こんな年にFAに当たったのは非常に大変なことでしたね、全く無責任な親会社の態度に30年続けていた横浜ファンをやめることにしました。
選手のことを大切にしないチームに辟易です、こんな大物選手が移籍するなんてめったに無いことだそうで、それはチームがしっかりと選手を守っているということだと思います。親会社がやる気の無いだけでなく、監督もやる気が無い、こんなチームを去ることができたのは今年だったからでしょう、良かったです。地元横浜で市民の球団になるって誰が決めたんですか、そんな権限も無いくせに球団社長の無責任がベイスターズをつぶしますよ、30年も応援してきたベイスターズを今では憎しみでいっぱいです。内川選手の悔しさを非難する前に、球団のやったことを糾弾するべきでしょう。
投稿: う・ちか・わ | 2010年12月16日 (木) 19:36
う・ちか・わ様へ このブログを最初から読んでいますが、ディアーナやマスコットには溺愛の意見、選手・YB・TBSにはかなり毒吐いてますよ。そして、管理人さんへの挑発というか、非難というかそう言うのはいかがなものかと思います。毎日更新を楽しみにしてる私の様な奴もいるので、できれば、管理人さんを応援するようなコメントにしませんか?せっかく楽しいブログなんだから楽しく読みましょう~。 場違いなコメントなら失礼。
投稿: よし | 2010年12月16日 (木) 21:15
う・ちか・わ様>
コメントありがとうございます。
ベイスターズファンをやめられるとのこと、それは個々人の判断ですし止められるものではありません。
でもどうか、ホークスの内川は応援してあげてくださいね。
それと…どんなバックボーンがあったとしても、暴力なら肯定されるべきものじゃないです。以上です。
よし様>
ありがとうございます。
今回に関しては、以上とさせてくださいm(_ _)m
投稿: ジロウ | 2010年12月16日 (木) 21:45