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「客は幾万来なくとも」川崎球場本。

さて、もう既に10日以上経過してしまった
コミケの話なのですが、
そこで偶然にも出会うことのできた書籍があります。

物凄く読み応えのあるその本に今、
夢中になってます。
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前野重雄さんの著書、
「川崎球場一部始終 客は幾万来なくとも」。

80年代、ロッテオリオンズが本拠地としていた川崎球場で
起こったことをドキュメント形式で記載された内容で、
前半が「あの頃」のオリオンズの話、
後半が「10.19」、そしてロッテが千葉に移転するまでの話、という構成になっています。

正直、まだすべてを読み終えていない段階ではありますが、
「あの頃」の川崎球場の雰囲気を知りたい!という方には
自信を持ってお薦めできる逸品です。

川崎球場をリアルタイムでなんとか経験したことの出来た世代としては
読み進めていくうちに、自分の記憶の中の川崎球場が
どんどん肉付けされていくような感がありまして…

今でも覚えているんですが、1982年5月5日のロッテvs日本ハム戦を
親にせがんで観に連れてってもらったんですよね。
残念ながら、大洋ホエールズ時代の川崎には間に合わなかったんですが、
これもタイムマシンがあるものなら、一度観に行ってみたいもの。
そんな思いをこの書籍で強くしてみたり。

また、「10.19」はいろいろな書籍で語りつくされたものと思っていましたが、
この書籍では、この「10.19」がオリオンズ視点で書かれているのです。
実に新鮮というか…
自分もあの試合は近鉄視点で観ていたし、
そして同時に「西武が優勝してほしい!」という視点でも観ていましたしね。
西武球場に集まった西武ナインが報われるような結果を欲していながらも、
有藤監督の抗議に憤ったりもして。
でもその裏にはオリオンズナインのどんな気持ちがあったのか…という。
阪急身売り話も重なって、トンでもない激動の1日となったあの「10.19」。
あの時の記憶が、よみがえってきます。

300ページ超にわたる大長編、
ずっしり重いこの1冊ですが、
だからこそ、オフシーズンの今に読んでおきたい、そんな書籍です。

今年の千葉マリン…あ、QVCマリンフィールド(まだ慣れないや^^;)でもきっと
川崎球場のことを多少なりとも取り上げてもらえるのではと思ってますので
(そう、マリーンズとベイスターズの交流戦は、
マスコット・チア交流だけでなく、川崎球場への郷愁もあるんですよね)
その前にベイスターズファンも読んでおいてまったく損はない!
そんな冊子です。

amazonでもこの冊子は発売されているようですので、
少しでもご興味いただけた方は是非!
そんな1冊、お薦めです。
※アフィリエイトのつもりではないので、amazonへのリンクは貼りません。ご了承下さいm(_ _)m

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コメント

マニアックな事を書かせて頂きます。内野席に必ず「横田」の親父がハッピきて応援してましたよ。 そして、「伊良部」が私達に向けて思いっきりボールを投げたら金網に挟まるというボロボロ球場。トラックで「川崎球場名物ラーメン」を売っていて、学校の担任に出くわし奢ってもらう。もちろんダブルヘッダー見に行って友達皆と騒いだし。まだまだ、思い出たくさんあります。多少曖昧なとこもありますが、間違いなく私の大事な場所でしたね。YBも頑張って、終盤みたいな事件は無くしてもらいたいですね。まだ、私にはそこまで思い入れは無いですが、横浜市民としてね。興奮して長文失礼。

投稿: よし | 2011年1月10日 (月) 09:35

大幅リニューアルしてますね!
 
川崎球場は子供の頃に連れて行ってもらった記憶があります。

最後に訪れたのは大仁田厚の時限爆破デスマッチの時でした。

投稿: YB2-38 | 2011年1月10日 (月) 09:58

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