ケチャップさんへ。

昨日、ご本人のブログで報告されたこと。
それは、
ケチャップさん、ベイスターズスタジアムDJ"卒業"。
ケチャップ茶屋

芦崎愛さんのオフィシャルリポーター卒業に続くかのように、
このようなご報告がなされることになりました…
本当、寂しいですね。
こんな形でのお別れになってしまうなんて…

正直、自分はケチャップさん、ちょっと苦手に思う時期があったんですよ。

いや、今は違いますけどね！（^^;）
と、最初に否定してみたりしますが、一応、正直にいきさつをば。

というのが、ケチャップさんが、
YYパークで写真ばっかり撮っている人たちに対して、
あまり好意的に見られていない、と思われる時期があったんですよね。

2009年のdiana、雨の中の最後のご挨拶の時。
最後に「熱き星たちよ」をdiana18名が踊る、というところで、
ケチャップさんから、
「いつも写真を撮られている皆さんも、今ばかりはカメラをしまって、
手拍子を送ってやってください！」
という言葉があったんです。
今思えば、その言葉というのは重々承知だし、
今の自分だったら、撮影するより、目に焼き付けるだろうと。

でもその当時の自分は、
「なんでこんなことを言われなければいけないんだろう？」
なんて思う節があったんですよ、正直。
記憶に残す人も必要だし、記録に残す人もいていいじゃない…
それをなんで、上からみたいに、
こんな感じに言われなければならないのか？
そんな風に思ってたんです。

また、いつも内野席で観戦している自分としては、
外野席で応援している皆さん＝本当のファン、的な感じでブログに書かれるのも、
あまりいい気持ちはしなかったのも確かだったんです。

そんなこともあってか、結構ケチャップさんには近寄りがたく思った、
そういう時もあったんですよ。

でも。
そういう感じで（一方的に）思っている時も、
ケチャップさんのスタジアムDJの姿は前々からとても好きでして…

「ナンバー７の、あ・ぶ・な・いバッター。仁志、敏久！」
「ダイヤモンドの主役となれ、内川聖一！」
「Our New Hero、（ビグビーでもジョンソンでもアチャでもハーパーでもOK）」
「ご存知、ミスター・ベイスターズ。村田、修一！」
「横浜を愛し、横浜が愛する男。佐伯、貴弘！」
などなど…
仁志さんと佐伯さんは若干違ってるかもなんですが（すみません）、
最新だと、「野球の匠。渡辺直人！」とかもありましたよね。
こんな感じで、
ケチャップさんの熱い叫びから紡がれるこの試合開始時の選手紹介が好きでして…
ホームページで選手紹介のキャッチフレーズを募集したこともありましたよね？
そんなこともあったんですよね（^^）

それから試合中の盛り上げっぷりも。
ハマスタダンスコンテストや、スタプリタイムでの名調子。
特にスタプリでの「カップル限定」の時とか。
あまりに下世話な感じが、実は自分、大好きで（^^）
「もっとくっついちゃってよ！」「チューしちゃいなよ！」みたいな（^^;）
そんなこともありましたけど、
ビジターファンがスタプリで映った時のケチャップさんの優しそうな声も、
印象に強く残ってましたね、自分の中で。

他にもその名調子で紡がれた名フレーズは数限りなくあります。
「緊張をほぐす意味でも、大きな拍手を送ってあげてください！」
「ベイスターズ・バズーカは、子供たちへのファンサービスです」
「ライトスタンド前にはホッシーゾが、スタンバイOKです」
「バズーカの後は、マシンガン打線が、火を噴きます！」
などなど…
もっといろんなフレーズがあったはず。
まあとにかく、ハマスタを、そしてスカスタを盛り上げてくださいました。

ケチャップさんの特徴？と言っていいのかなんですが、
とにかくケチャップさんはよく動かれていました！
ブースでじっとしているだけではなくて、ワイヤレスマイクを持って、
スタンドからダンスコンテストを盛り上げてたりとかありましたもんね。
この写真は、昨年のハマスタ最終戦。
真ん中にいらっしゃるのが、まぎれもなくケチャップさん。
この位置（7番入口）でマイクを持って、
ベイスターズ・バズーカを盛り上げてくださってました。
バズーカが始まるちょっと前にスタンバイしていたケチャップさんに声をかけて、
「おお～！こんちはー！」なんてご挨拶してたんですが、
自分も2010年のシーズン途中ぐらいからは、
ケチャップさんへの近寄りがたさもいつのまにか自分の中に全くなくなってて（^^;）
ありがたいことに、ご挨拶もできるようになったりとかしてたんですよね。

ケチャップさんもいつしか、dianaのどこかのパフォーマンスの中で、
「写真いっぱい撮って、どんどんブログにアップしてやってくださいね！」
なんてことを言ってくれたものでした（^^;）
逆にそう言われてから、手拍子する時はしないとね！
時にはシャッター音じゃなくて、手拍子鳴らして、盛り上げないとね！
なんて思ったものでしたが（^^;）

そう、ケチャップさんって、やっぱり凄く、ファンに近い存在だったんですよ。
※栗原治久さんがファンと遠いというわけじゃないです、それは念の為。
ハマスタでもスカスタでも、いつも逢えていた。そんな存在。

「こんちはー！」と、スカスタの入場の時にみんな声をかけてもらって。
帰る時も勝てば一緒に喜んで、
負けた時もゲートで「また来てなー！」と言ってもらえて。

ハマスタでもYYパークでのイベントをよく観に来てくれていて。
MCの機会こそ年々、dianaに譲るようになっていましたけれど、
要所要所はケチャップさんも「はいこんにちは～」と出てくれて。
応援練習とかも昨年はやらなかったですが、懐かしいですね！
ベイ愛さんと星覇会さんが進行してくれてましたが、
ちょっと進行に元気がないなと思うと、いきなりMCに入ってきたり（^^;）
チャンテ0でジャンプし始めちゃったりとかもありました。
時折行われたチャリティーオークションも盛り上がりましたしね。
まあ、YYでも本当にいろんなことがありましたもんね。
毎年dianaのラストでもらい泣きするケチャップさんの姿とか（^^;）

YYだとセカンドヒーローもやっぱり印象深いし、
それ以前にグラウンドでのヒーローインタビューでよく聞いた、
「ベイスターズのチームメイトに、最後に一言！」
みたいな、そんな言葉も耳にこびりついてますし。

でも、今もすぐに思い返せるのは、
試合終了後、負け試合でもYYパークに出てきてくれて、
ファンのみなさんを見送ってくれた姿、かなあ…

「ありがとうございました！」と何度もファンにお礼をしてくれるその姿に、
「あの人、グラウンドでしゃべってた人だよね!?」なんて、
お客さんが話してるのを聴いたこと、一度や二度のことじゃありません。
スケジュールを配ってくれたりとかも、率先してやってくださっていたし、
ファンの皆さんともよく話されていたし。
革パンさんと話している姿とかも何度も見ましたしね（^^）

ちなみに、確かに自分、何度も「スタジアムDJはパトリックさんが好きです！」
と書いてきたけど、
それはイコール「ケチャップさんは嫌い」というわけじゃなくって。

昨年実現したこの共演。
本当、自分にとっては、夢のようだったんですよ！（^^）

とにかく、こんなにもファンに近い場所にいらしたスタジアムDJ、
他の球団にもいないとは言わないけど、そうそういないですよ！

そんな、当たり前にそこにいらしたケチャップさんが、
ハマスタからも、スカスタからも、いなくなってしまうんですね…

…寂しいですね。


どなたかがツイッターでつぶやかれていらっしゃいましたが、
ケチャップさんは選手やチームスタッフの代弁者であり、
そしてまた、ファンの代弁者でもありました。
「ケチャップ茶屋」を通して知ったこともたくさんありましたしね。
特筆するならば、ファイターズファンとの交流も思い出深いし。
マスコットのみんなやdianaのみなさんとはまた別の形で、
チームとファンとをつないでくれた存在でした。

でもケチャップさんがいなくなったら、
誰がケチャップさんの代わりをできるんだろう？
残してきた功績って、それぐらい、大きかったと思うんですよ。

確かに今回のことがあって、
ツイッターで、悪く言う人も見かけましたよ。
自分にはわからないけど、そういう意見もあるのかもしれない。

でも！

自分は、ケチャップさんの喋りが、本当に好きでした。
そして今、その喋りが、ハマスタやスカスタで聴けなくなることが、
心底寂しくてならないんです。
それは間違いないことです。

なんだろう…
今の正直な気持ちとしては、
他の球場、他のチームでもかまわないから、
ケチャップさんのスタジアムDJっぷりをもう一度味わいたい！
そんな気持ちがあります。
いいんですよ、ベイスターズに遠慮しなくて…なんて、そんな風に。

でも、そうもいかないのかな。
「ずっとずっとベイスターズを愛しています。」
って、書いてくれたから…

でも本当、
ベイスターズファンとして、
「ベイスターズのチームメイト」として、
またケチャップさんにお逢いすることができたら、とても嬉しく思います。
今は心情的に難しいかもしれないけれど、
またハマスタやスカスタでめぐり逢える日を願っています。
ケチャップさん、本当にありがとうございました。
「チームメイト」として、お別れは言いません。
絶対、また逢いましょう！

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