ありがとう！鶴岡一成選手。

さて…

皆様ご承知の通り、

鶴岡一成捕手が、タイガースに移籍という形になりました。

「何故プロテクトしなかったんだ」、
自分もそう思い、忸怩たる思いではありますが、
その議論は今は差し控えさせてください。

ただ、自分はとにかく、
鶴岡を失ってしまったという結果になってしまったことが、
寂しいし、悲しいし、悔しいです…

その悔しさは、
ベイスターズが今年を勝負の年と位置付けるのであれば、
より大きな舞台を巨人時代に経験している鶴岡の存在、
というのはそれだけで、
たとえ一番手捕手でなくても必要不可欠な戦力だったのではないかと。
自分はそう思っているが故のものです。

そして、
「ダグアウトの向こう2013」。
あれを観ている人ならば、
なおさら鶴岡選手の存在感は、より大きく感じられたんじゃないかな、と…

三嶋投手もそのトークショーで言っていました。

「ここまで、野球で真剣に怒られたことがなくて…
最初は『なんでこんなに怒ってんだ？』と思ったりもしましたけど、
すごく、骨身に、沁みましたね…」

投手陣を叱咤激励してくれたその姿。
ベイスターズの支えになってくれていたと思います。

そしてその厳しい印象とは真逆の、
「ダグアウトの向こう2013ショートストーリー」での、
あの茶目っ気あふれる表情。
（この動画も、移籍と共に削除されることになるんでしょうか…
できればまだ、残しておいてほしいです）

そう、
自分がグラウンドで観て、
記録に残した鶴岡選手の表情って、
笑顔のものが実は多くって。

昨年の9月1日、神宮で、
鶴岡選手のスクイズで1点差勝利した試合。
スターマンやdianaも来ていたのでより印象に残っていますが、
この時のヒーローインタビュー、
ほころぶような笑顔がいっぱいにあふれていました。

「打つだけが野球じゃないですから」と誇るように語る姿は、
ジャイアンツという厳しい場所で培われた自信に裏打ちされているような、
そんな頼もしい姿でした。

そして、
昨年の最終戦、そのエンディング。

満員のスタンドを前に、
笑顔を見せてくれていた鶴岡選手。
その中にはこのシーズンへの満足感があったのか、
来たるべき次のシーズンへの意気込みがあったのか…

この笑顔を見ていると、
せつなくなります。

クライマックスシリーズ、
そしてその先のてっぺんへと向かっていくチームの中に、
鶴岡選手がいないことを、寂しく思います。

が、
ベイスターズファンとしては、
寂しがってばかりで、立ち止まったままではいけないとも思っています。

上の写真、鶴岡選手と一緒にいた、もう1人の頼れる男。
そう、黒羽根選手を中心に、
高城、つる岡、西森、モスカテル、
そして新人の嶺井も含めて。

残ったキャッチャー陣にしてみれば、
これがチャンス
…というより、やらなきゃいけない、という状況。
彼らのさらなる台頭に、大きな期待を込めています。

厳しい戦いにはなると思いますが、
新沼コーチ、山下コーチも含め、
心を一つに、キャッチャー陣にがんばってもらいたいです。
自分も、さらなる応援をしたいと思います！

そして鶴岡選手。
一度ならず二度までも、本人の意思でなくベイスターズを離れること。
FAで戻ってきてくれたというのに…
やっぱり、寂しいし、ファンとしても悔しいです。

タイガースは、同年代のキャッチャーもいっぱい、
若いキャッチャーもいっぱい。
競争もさらに激しくなると思います。

でも鶴岡選手ならば、その競争を勝ち抜いて、
ベイスターズに立ちはだかる脅威になってしまう…そう思います。
その日を迎えるのが非常に怖いですが、
タイガース・鶴岡一成の活躍も、
ひそやかに、応援していていたいと、自分はそう思っています。

ハマスタでのナイター。
少し気温も和らぎ、少し肌寒さを感じるぐらいの頃。
静かに流れだした、エレファントカシマシの「今宵の月のように」。
見上げれば空に月が清かに輝く、その中で、
静かにバッターボックスに向かっていく、
鶴岡選手の姿がたまらなく好きでした。

鶴岡選手に、たくさんの感謝をこめて…

ベイスターズに戻ってきてくれて、本当にありがとうございました。
今後の活躍を、これからも期待しています！

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